中野 馨一が創る 外構、庭造りの現場

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カテゴリ:J-GARDEN( 24 )

石組

庭の石は 多分一番難しい範疇の資材かと思います。

まず 絵に描いたような石が無い、 探し続けたら 出来上がらない。
実際日本庭園は 京都で発展したと思います 当然京都の地に近い所から石を持ってきます

で 鞍馬、丹波が良い石のようになりますね。 最近は取ったら逮捕されます。
それで最近は吉野、四国が普通です。
これも ストックヤードです。
 それぞれに顔があり いずれかの場所に居所を見つけるまで待っておられます。
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でも 何が難しいかと言いますと
 植木と違って そこの据えてしまったら 変更が出来ない。
そこで 造園業者は う~ん と 長いこと考えて悩みます。
実際は ストックヤードから持ってくる時点で 解っているのに。

***Japanese gardens can never be formed by drawing up a plan alone. When arranging rocks,one must 'converse'with the rock and wait until it seems to speak and say where it wants to be put.           Drawing out the heart of rocks is important in Japanese gardens.
***著書より
滋賀の浮御堂のお庭です。
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チャートが綺麗ですね。
個人的に石が多すぎかと思いますが いかがでしょうか?

さて ついでに よく 雪見灯篭が庭に据えられますが
 語源は’’雪見とは「浮見」が変化した語である。竿と中台が無いた為、高さが低い。主に水面を照らすために用いられるので笠の部分が大きく水際に設置することが多い’’
それなら これが本当の’浮御堂灯篭’
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此処堅田の海門山 満月寺にはそのような門が
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どちらが 本歌かは解りません。
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by nakanokeiichi | 2007-01-13 20:07 | J-GARDEN

見る為の庭園

**Gardens designed for Viewing or Use。

竜安寺に代表されるZEN Gardenは単純に 見る(感,観も含めて)だけに造られています。
 もちろん 毎朝 Sand-ripplr Rakeで修行として模様をつけておられる修行僧の有り様は別です。 我々は 只 見るコトだけしか 関れません。
イングリシュガーデンは Use が前にでますが  特に枯山水の庭は 只 観のみですね。

このようなスタイルは禅の発展と共に出来上がったと思われます。

もう 一方 修学院や桂離宮のように 回遊式庭園は池の周りを歩いて庭そのものを楽しめます。が これも こちらから何か能動的にすることはないです。

しかし 他にUSEな庭があります。

それは 露地 お茶室にしつらえられた庭です。
 お茶席から まじまじと眺めることはないですね。
 むしろ お茶席に行くまでの こころを落ち着かせる為の庭です。
***Visitors entering the tea-ceremony room purify their bodies and minds using the washbasins and water bowls in the garden,
then enter the room when they are prepared. the space to do that preparing is the Garden.***著書より

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塵穴が足元に見えます、のぞき石もありますね。
***A trash hole. these holes were dug under the eaves of teahouse and near rest room. 
They were not for putting actual trash in, 
but rather,        were used symbolically for disposing of the trush from people's hearts as entered the teahouse.***著書より
 
特別なお茶席だけでなく いつもそう有りたいものです。 
  何時も雑念の中に埋もれている私としては。
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by nakanokeiichi | 2007-01-12 21:21 | J-GARDEN

日本庭園の要素

Structure and Elements
特に灯篭は西洋の庭には ほとんど見られないものです。
Garden Lightsではなく Lanternsです、 かぼちゃで作ったんでは無くて。

実際に火の入った石灯篭は見たことが無い人が多いはずですね。
庭を造っても 電球を仕込んだりしないで ただのAccenture Certain Partsでおわり。

しかし 電線と電球を仕込んでも火の付くことの無いのもあります。
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このように和紙と竹とで障子風に造ってみました。
この庭はもう少し剪定が必要ですな。でも火が入ると幽玄。

灯篭は種類が多いですが ほとんどがReplicaで、 そのほうが安心して採用できます
特に 桂離宮のMISAKI-DOROなど。

これは 庭園材料屋さんのストックヤードです。
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***When unrefined lanterns are placed in a garden, the elegance of the garden diminishes, Even if it's agood garden,so it's better not to use a stone lantern than to use an odd one***
   著書より。
もっと良い物を見て 真実の美しさを見つけられるココロを磨くべし。

か  安物使うな!か。
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by nakanokeiichi | 2007-01-11 22:02 | J-GARDEN

果たして日本庭園とは?

昨年 購入した『日本庭園の心得』から 思いついたことをメモしてゆこうと思います

まず What are Japanese Garden
確かに 普通に 日本建築や和室の前にあるだけで 日本庭園と括ってよいものか?
 で 作者はLiving Formative Artと表現されていますが
 たしかに そのように創り上げるには 難しいコトです。 なぜかと言うと
形そのものより空気(Atmosphere)が大事ですし、 空間(Empty Space)に重要性があると言う事。  何でも 空 ですか?ですね。

何より お手本が自然の景色で、
It's read from natural landscape and recreate in the garden.

しかし 実際に創造してゆくと 意外と自然の光景より 先人の造った庭を思い出してしまうのです。

 長い日本の歴史が育んだ独特の文化が庭という空間を作り上げたので
 庭を作らせていただく時には それなりの修行が必要かと思いました。

***庭づくりというものは、おそろしいものであるが、また面白いものでもある。従って私が庭を造る時、私自身の力量を超すものは出来ない。***この本の作者の言葉です。

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これを造った頃から 果たして思いが深まっただろうか? それが問題です。
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by nakanokeiichi | 2007-01-10 21:20 | J-GARDEN