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中野 馨一が創る 外構、庭造りの現場

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カテゴリ:J-GARDEN( 24 )

岩清水八幡宮の重森三玲


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雨で現場が中止になったので
 急遽 電話し拝見させていただきました。
あまり有名では無いですが 重森三玲の作品が岩清水にもあります。

書院の石亭です
参道から 門を開くと書院と前庭が望めます
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ここからしか観られませんので
まず 北面
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そして 南面
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細かい目の白川と この男山から出た石 と 灯篭一基です。
神社の解説を見ると14個の石となっていますが かぞえたら13個でした。
 ??? 偶数で組まれるとは思えないのですが
根巻きに苔でもあると大海に浮かぶ島のようですが 石と砂のだけの空間ですと
 海を渡ってこられた神々に思えます。
     庭の真ん中に浮かぶ空間に向かってる感じがしました。

灯篭は重要文化財永仁3年(1295年)未乙3月日の刻銘があります。
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**あいにくの雨と砂紋が踏みつけられていて がっかりですな。
  禅寺みたいに修行の一環で毎朝 描かれないのですかね。


後一つここには 重森三玲作で誰でも手を触れられる 石組が存在します
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昭和26年の第二室戸台風で倒壊した三の鳥居(1645年建立)の残骸組み合わせて
作庭されています、 まさに 現代アートですかね。

 前の2つのベンチが邪魔なんです。
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by nakanokeiichi | 2008-01-23 15:33 | J-GARDEN

古知谷

今日がギリギリのタイミングだった   このお寺は滋賀からの通り道に在りますので
  無理やり見てきました。
三千院に近いのに 観光客の少ないこと  これが 良いのです。

 古知谷の阿弥陀寺
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 このとおり 山寺です。

落ち着いた風情の枯山水 本堂の前庭ですが 向うが崖なので 自らの敷地が借景に。
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船石の苔に実生の紅葉
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樹齢800年とも言われる天然記念物の古知谷カエデ。
谷あいに差込む光が もう弱くなってきて 冬近しです。
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その 落ち葉で埋め尽くされた 沢が なんとも美しくて
 季節の終わりを告げています。
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by nakanokeiichi | 2007-12-02 17:03 | J-GARDEN

紅葉と桜が出逢った

当麻寺奥の院浄土式庭園

もう 11月4日のPICを今頃 UPするのも この桜をみれば 
 何故?なのですが。

西方浄土に沈む夕陽の手前に 桜は咲いています。
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この庭園のコトを調べていて 何もはっきりしたコトが 解らなかった。
 それと 内緒でそっと見て欲しくて 記事にするのをずらしてしまいました。

この浄土式庭園の石は
**奥の院の説明から
>>そうです。近畿地方の石ではありません。「太閤石」といいます。昔、豊臣秀吉公が大阪城を築城するにあたり、西国から巨石を集めました。浄土庭園の石はその産地の一つ、湯布院から運ばれたものです。由布岳の溶岩が固まってできる特異な色・形を庭園に利用したのですね。
現在、湯布院ではもう石を取ってはいけないそうですよ。

らしいですが 誰が造ったのでしょう
瀧組みが見事で 紅葉と桜が折り重なって
 また 水の流れを巧に石組み(それも巨大な)が導いています。
既にそこに有った石に添って河が流れ出たような。
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PICでは解らないと思いますが 良いです!唯 それだけ。

亀石 鶴石   鰐カメ??  それはさておいて
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州浜から阿弥陀様を拝む位置が総てでしょう。
 河内へ抜ける二上山を借景にした壮大なお庭です。
  何より 人が少ない  それが 最高ですよ。
   牡丹の時は はずしましょう 人大杉ですから。

   **河内にお浄土が有るとは思いませんが**・・・・。西方を感じてみてください。

現世を見返すと
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 大和盆地が美しい。
 
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by nakanokeiichi | 2007-11-20 18:07 | J-GARDEN

当麻寺 西南院庭園

この塔頭も 白鳳12年創建ですから 気の遠くなる歴史の上に存在します。

当麻寺に有るお庭の中でも 何か気持を優しくしてくれる風情の有る庭ですね。
江戸初期に造られたようです。

南の山の面した山裾を利用して 綺麗に自然に整えられて居ます。
西塔(天平建築の粋)が借景になり 心字池に映っている。
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また 園路にそって水琴窟が二つあります。
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山裾を廻って見下ろしますと 鏡のような水面に  でも
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けっして私の心は波立つことは無い はずも無し・・・です。

見晴らし台から東西の塔を眺め 遠く大和盆地に畝傍山が望めます。
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間延びした植木は気になりますが
ゆっくりできますね。 お勧めです。
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by nakanokeiichi | 2007-11-06 18:24 | J-GARDEN

香藕園(こうぐうえん)

当麻寺の中之坊庭園は「香藕園(こうぐうえん)」
竹林院、慈光院と並んで大和三名園の一つだそうです。

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江戸初期に片桐石洲によって改修された。ということですが

 細かいところに気が入ってないのでしょうね。
ガッカリさせられます所もあってね。 見せるために有るのなら 見せない工夫もして欲しいな。
朽ち果てるのは美しいのですが 

お庭としては非常に良かった。御茶室も書院も素晴しい。
と 言うことは慈光院は必ず行かねば。

おまけ 日本最古の石灯篭
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凝灰岩(大谷石みたいなものです)で出来ているので 風化は激しかったと思う。
 火袋はケヤキになっています。
その石の肌あい です。
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by nakanokeiichi | 2007-11-06 09:29 | J-GARDEN

当麻寺 奥の院方丈

何故か 奈良の当麻寺にいます。
ここは奥の院
この庭は1987年03月 中根庭園研究所の作ですね。
なぜか 詳しい説明書きが無かったです。

西方向
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東方向
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特徴的な赤い砂
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潜り戸から伸びる切り石
これを実際に渡ってゆくと その意味*二河白道*がわかるそうです が
観光客には 無理ですね

奈良の仏教 天平時代からの仏教は京都のに比較すると
 柔らかい 優しい表情があるとおもいます。 
この庭も 柔かな表情が有って 私は好きですね。
 
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by nakanokeiichi | 2007-11-05 05:37 | J-GARDEN

妙心寺 塔頭 桂春院

雨の日は人通りも少なくゆっくり眺められるところです。
参道(アプローチ)
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ここには 4つの庭が有って 順次 現れてきます。
まず清浄の庭 
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距離が近すぎて上手に撮れなかった。 

真如の庭 方丈の前の高低差を利用した弧を描くツツジの刈込みと水平のライン構成が綺麗です。
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次に現れてくる 露地の*思惟の庭
Sunken Gardenですね。  飛び石は匠に配置されています。
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方丈から「真如の庭」を眺めて 唯 観る行為から  実際に歩く「思惟の庭」へ
そして梅軒門をくぐると「侘の庭」へと繋がります。

そこには禅寺には珍しい 御茶室*既白庵*が隠されていました。
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書院の背後に隠してあって蹲も木々で目立たなくしてある。
     総てはこの茶室のための? 
確かに禅の世界では必要のないものですから。


Mr,Kです、それとヤッパリ気になったこと。

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by nakanokeiichi | 2007-07-05 21:55 | J-GARDEN

前栽

和風の家には 昔 ありました
 関西以外では どのように言いますか?SENZAIです。

わたしが 育った吉野の家にもありました
 灯篭が在って いろんな樹に登ったりして遊んだ記憶があります。
当然 そこにが玄関に活ける花も咲いていました。
枯山水もよいですが このような人に馴染んだ空間もよいです。

大橋邸の庭もそうですね。
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床の間からご主人が見る景色です。
松の傾き加減が 良いですね。 その逃げた空間が灯篭でその向うに空は 
建築当時は何も無くてお稲荷さんの山だったそうです。
本当に 静かな山居だったのです。
灯篭は 朝鮮灯篭 火口が大きく長いです  これも 面白いですね。

オーナーが御茶室を作ろうとして 方位が悪いので諦めた建物。
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明治の頃に焼かれたテラコッタのタイルが 変におかしくもあり 触ると新しいものを使いたかったのかな?と感じられます。
数奇屋建築の良い仕事が見れますね。 屋根は元々瓦でしたが今は銅板です。屋根の重みや水周りで垂木が腐ったので接いで在りました。こぶしの丸太のようでした。
そのように大事に保存されていた 職人の手の痕が嬉しいです。

ここにも 手水鉢が これでよいのかな???
 でも 楽しめますよ。

ここは 灯篭が多いので有名ですが 今は見ることの出来ない灯篭が2つありました。
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それは 現場に来て感じてください
私も見たかったです。

で 年に2回ぐらいは火を燈されるそうです。
  そのときこそ sound of silenceが何か解る時ですね。
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by nakanokeiichi | 2007-02-10 20:00 | J-GARDEN

水琴窟 sound effects

伏見の大橋家の庭(苔涼庭)を見てきました

お目当ては水琴窟です
これは縁先手水鉢
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蟄石(かがみいし)の位置からすると 渡り廊下の二枚目のところで 水をすくうようです。
ご主人に説明してもらって 音を聞きましたよ。
観光客のいない時を見計らってお邪魔したので 一人占めです。
  *竹の筒を使わなくても良く聞き取れます 自動車や人の声など全く無いと
   良いのですが 現代は難しいので マイクをつけている所もあるそうですが
   それは 違うでしょう 。
音ですか キンとビンを合わせた感じですね。 吉井勇のかにかくに では無いですが
枕の下から聞こえるような仕掛けも出来たら良いですね。

小川治兵衛が監修して大正2年に完成したのですが 良く保っておられます。
補助金も出ていますが 植木屋さんの茶菓子代にもならないですね。

こちらは降り蹲の水琴窟
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かめのサイズが違うのか 音の響きが違います
また 海の水勾配の差でしょうか 音が長く続かなくて あっさりした感じです。
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by nakanokeiichi | 2007-02-08 21:48 | J-GARDEN

一休寺 方丈庭園

一休寺 方丈庭園ですが 石組が有りません 刈り込みは美しいですが
白砂の波だけでは 不安なのですが?
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奥の建物は一休禅師が自ら建立された御廟所です。
 禅師が後小松天皇の皇子ですので 宮内庁の管轄で見ることが出来ませんが
 門の隙間から 覗きました。 白砂に礼拝石がぽつんと 回りは和尚から見るように
 しつらえて有るので 良く解りませんでした
同じく その右手に虎丘庭園がありますが こちらも見ることは叶わず。
写真で見る限りは 優しい 印象です。

で このような石も
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雨だれが穿った穴 北斗七星でもスバルでもなさそうですが
 時間を切り取ったイメージがよいです。

それと この蹲
正確には手水鉢ですか
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前石になにやら彫り物が     謎です。
それに 湯桶を いや手燭石が 天端が出ていないのは もしかして何処かに
 有るのか?  海も無いと言うことは
 本格的レストアが必要ではないでしょうか?
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by nakanokeiichi | 2007-01-30 19:09 | J-GARDEN