中野 馨一が創る 外構、庭造りの現場

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時代 時は代わる

現場から現場への途中
 信号で止まったら  こんな景色が飛び込んできた


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場所は 母校の東 今出川通りに面して  扉が開きかけている


そのトイレの壁は真っ黒に塗ってあった
 芝居のポスターが重ねて張ってあり 水が上手く流れない
  狭くて 薄暗い 空間が 昔を 呼び起こしてくれる

果たして この扉を開けて 元の席に着こうとしても 
 30年前の 自分が座っていたら どうしよう??
  かび臭く感じる空気を す~と 吸い込んで ・・・・・・ 開けて帰ろうとする・・・・

そのお店の扉は 木で出来ていて 彫刻が解かされていた
         そのガラス越しになかを 覗きながら
    躊躇して開けたのは夕刻7時すぎだった。

目の前のカウンターもテーブル席も 木の表情が馴染んでいて
 さほど大きくない店内には 数人の先客がいた。
  カウンターにはオーナーらしき初老の 少し神経質のも取れる風貌の男と
   可愛い若い女がその中に立ち  男が3人を相手にしていた。
椅子席には 一癖ありそうな 二組の男達が 目線を投げかけてくる・・・

奥の席は観光客だろう、若い女が二人  はなしに没頭していて 目線から直ぐに消えた、


でも  その彼らの目線は 私の後ろから 追いかけるように入ってきた人に・・・・




天井は コードバン  壁は和紙のつぎはぎ・・
   表を 通り過ぎる女子高校生の声に答えることも しなかった

ただ 時の流れだけを 吸い取って 深みを増してゆく。
   そのお店は ローカル線の駅前にひっそりと息を潜め
     
     またの日も 何事も無かったように そこに居て迎えてくれる。

 
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by nakanokeiichi | 2008-06-07 20:57 | 日記