三和土 タタキといいますが
土と石灰とニガリの三つを合わせて たたき締めた土間ですね。
最近は解る人も少なくなって また 土ですからコンクリートほども強くないので
純粋の和風建築でしか見なくなりました。
ただ 京都では 深草たたき と言いまして 伏見の深草で取れる土に石灰とニガリを
混ぜて造っていますが これも又 手に入りにくくなっています。
これは 良く似たものです。 草ぞうりで歩いていた時ならいざ知らず
ヒールで歩かれますと すぐに砕けてしまって 使えません。
実際の生活ですよ。 お茶会にヒールは無いと思いますが。
配合は それぞれです。 最初に教えていただいたのは
鶴屋良信のお店の左官工事をされた佐藤左官さんでした。店舗では不特定多数のお客様に耐えられる強度と 数奇屋建築に相応しい表情が求められます。
それで
深草タタキとコンクリートの中間ですね。特徴は所々にいろんなサイズの小石が見えることです。 配合の仕方で変わります。 それが面白い!
**では何故ニガリ、塩化カルシウムが必要か?
こんな感じです。
塩化カルシウムは土中の成分と反応して、固くて流出しにくいオキシクロライドセメントを形成する性質があります。これによって、路盤を湿め固めて強固にし、路層、路面を安定化します。
セメント製品の凝結促進剤として
早期圧縮強度が著しく増大し、コンクリート、及び、セメント2次製品の凝結時間を大幅に短縮します。また、冬期におけるコンクリート施工時の凍結防止にもなります。
ただ 量が多すぎますと クラックが出やすいので注意が必要です
でも 誰が発見したのだろう?