中野 馨一が創る 外構、庭造りの現場

nakanoex.exblog.jp
ブログトップ

実際の庭の寸法

昔に行った資料を見ていたら こんなのが出てきた。↓クリックで拡大
e0037600_20231921.jpg

静思館
の中庭ですね。 少し寸法のおかしい茶室、と オンドルのある蔵 水洗トイレの先駆
 茅葺の豪邸 薪で焚く台所  

実際の写真です。
e0037600_20265170.jpg

1、は10帖の部屋からのアプローチ 沓脱ぎの鞍馬石が普通にありますが
  いまなら¥200万と言われるか? 飛び石の””アイバ’’が綺麗です。
  石そのものより 石と石の間の隙間(空間)の大事です。
In Japan, the space between objects is given importance. When stepping stone are placed, care is given to the space between the stones.

2、玄関横から中庭に入る小道の敷石は 全く手抜きなしです。
  ちらっと見える蔵に上がる石階段は素晴しいですよ。

3、これが特筆するべきか、 これは御茶室内部からの写真ですが 
  ’’にじり口’’が無いので ドアです、  この建物 当時のこの村の年間予算と同じだった
   そうですが  そんなオーナーがどのような人だったか 解れば納得なんです。

4、御茶室前の濡れ縁と奥の園路から手水鉢に繋がってくる飛び石です。
 袖垣も変です。

5、手水鉢は井桁に組んだ井戸??出来上がった当初はもっと洗練されていたのでしょうが

  侘び、寂び を通り越している。


実物の寸法を取って 図面に残せる機会は少ないです。
非常に良い経験でしたが、 今行くとまた違ったモノが見えてくるのでしょう。

庭って そんなものでしょうね。
[PR]
by nakanokeiichi | 2007-01-17 20:47 | J-GARDEN